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何を基準に選ぶかを先に決めて、評価軸(モノサシ)で比べる

電卓と小銭、ドル紙幣、月ごとの金額を手書きしたスパイラルノートが机に並ぶ予算計算の場面

中古ノートPCは3万円と5万円で何が変わる?予算別に見る4店の選び方

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中古ノートPCの3万円と5万円で何が違うのか、聞かれてすぐ答えられる自信、ありませんか。私はありません。お店の一覧を開くと、2万円弱から20万円まで同じ「ノートPC」がずらっと並んでいて、CPUの世代だのSSDだの、数字が多すぎて目が泳いでいます。3万円と5万円のあいだの2万円で何が変わるのか、そこだけ先に突き止めます。

はじめまして、モノサシ屋のみつきです。中古パソコンの店を、保証・返品・電話のあるなしといった公式の条件で並べています。

結論|3万円と5万円の差はCPUの世代とメモリに出る。店は保証と返品で決める

各店の一覧に並ぶ構成を見比べると、2万円弱〜3万円台後半の一覧には、第8世代から第11世代のCore i5に、メモリ8GB、SSD256GBという組み合わせの例が並びます。5万円前後になると、第10〜11世代のCore i5にフルHDの画面、メモリ16GBの例も出てきます。一方で、同じ予算でも保証が12カ月か3年か、お客様都合で返品できるかは、店ごとにはっきり違います。予算を決めたら、次は保証と返品で店を選びます。店の全体比較は中古パソコンのショップ比較にまとめています。

3万円前後は第8〜11世代のCore i5

メモリ8GB、SSD256GBの組み合わせの例が並びます。

5万円前後は世代・画面・メモリが一段上

第10〜11世代、フルHD、メモリ16GBの例が出てきます。

店で差が出るのは保証と返品

保証は12カ月から3年、お客様都合の返品は可と不可に分かれます。

みつき

違うのは「CPUの世代」と「メモリ」、それから「店の条件」。この3つだけ頭に置いて、一覧を開きます。

値段の幅|4店で見る「安い端」と「真ん中」

各店のノートPC一覧に表示された価格を並べると、店によって「真ん中」の位置が大きく違います。上は、Qualitが20万円弱、PC WRAPが24万円ほど、Be-Stockの専門店が14万円ほど、PC nextが13万円弱まで伸びています。

Qualit(S〜Cランク品)

安い端

約2万円

真ん中

約4.6万円

PC WRAP(訳あり品を除く)

安い端

約1.5万円

真ん中

約6.2万円

Be-Stock(ThinkPad専門店)

安い端

約1.8万円

真ん中

約3.6万円

PC next

安い端

約5万円

真ん中

約8.1万円

価格は各店のノートPC一覧に表示された値段をモノサシ屋で並べた幅です。バーの長さは、いちばん長い8.1万円を100とした比です。一覧の価格と在庫は入れ替わるため、数字は目安です。出典: Qualit https://www.yrl-qualit.com/shopbrand/ct01/ / PC WRAP https://www.pcwrap.com/ / Be-Stock https://www.be-stock.com/shop/note.html / PC next https://pcnext.shop/collections/all

この幅に予算を重ねると、3万円はBe-Stockの真ん中と、Qualitの下半分にかかります。5万円は、Qualitの真ん中と、PC nextの入り口にかかります。

みつき

同じ「中古ノートPC」なのに、店ごとに値段の真ん中がこんなに違うんですね。3万円と5万円の定規を、それぞれの店の棒に当ててみる気分です。

3万円前後で見る|OSの表記、メモリ、外観ランクの3つを先に決める

3万円前後は、構成の下の端と上の端で差があります。下の端(1万円台後半)には、第6世代のCore i5にメモリ4GB、SSD128GBという小さな構成の例があり、OSの表記はWindows 10 Proでした。2万円弱では、第8世代のCore i5にメモリ8GB、SSD256GBの15.6型で、外観がCランク(並品)の例があります。3万円台後半まで上がると、第11世代のCore i5、メモリ8GB、SSD256GBの13.3型が見つかります。

この3万円前後で、価格より先に決めておく線が3つあります。

OSの表記

Windows 10のサポートは終了しています。Windows 10表記の機種は、Windows 11へ上げられるかを先に調べます。

メモリは8GBから

下の端の例にはメモリ4GBがありました。一覧の仕様欄で、メモリの数字を見ます。

外観はCランクを許せるか

Qualitの説明では、CランクはBランクよりキズや使用感があります。

Windows 11へ上げられる条件は、Microsoftの案内では、最小のハード要件を満たす場合に限られます。自分の候補に当てはめる手順は、中古パソコンのWindows 11対応に書きました。

Qualitの商品ページ上部にある、バッテリーテスト結果80%以上の表示と、OS・CPU・メモリなどの仕様表
Qualitの商品ページの仕様欄。OS・CPU・メモリなどが並びます。出典: https://www.yrl-qualit.com/shopdetail/000000013582

価格順に並べて、いちばん安い機種から選ぶ

OSの表記・メモリ・SSDを先に見て、そのあとで価格を見る

ランクの文字だけで外観を想像する

ランクの説明文を読んで、許せる外観の線を先に決める

みつき

メモリ4GBと8GBの違いは、まだよく分かっていません。分かっているのは、安い端の機種に4GBがあった、というところまでです。

5万円前後で見る|世代を取るか、メモリを取るか

5万円前後では、構成がもう一段上がります。Qualitの真ん中あたりには、第11世代のCore i5にメモリ8GB、SSD256GB、13.3型のフルHDで、Wi-Fi 6に対応した例があります。PC WRAPの4万円台には、第10世代のCore i5にメモリ16GB、SSD256GB、Windows 11 Proの例があります。PC nextは5万円弱から並び、その価格帯には第8世代のCore i5の例があります。同じ5万円前後でも、世代の新しさとメモリの多さが、店や機種で入れ替わります。

見る項目 3万円前後の一覧で見かける例 5万円前後の一覧で見かける例
CPU 第8〜11世代のCore i5 第10〜11世代のCore i5。PC nextの5万円弱には第8世代の例
メモリ 8GB。下の端には4GBの例 8GBから16GB
SSD 256GB。下の端には128GBの例 256GB
画面 13.3型から15.6型 13.3型のフルHD、Wi-Fi 6対応の例
OSの表記 Windows 11。下の端にはWindows 10の例 Windows 11 Pro

3万円台後半の例

第11世代

CPUが新しい。メモリは8GB

VS

4万円台の例

メモリ16GB

メモリが多い。CPUは一世代前

世代で選ぶか、メモリで選ぶかは、使い方で変わります。ブラウザと文書作成が中心なら、先に見るのはメモリです。動画の書き出しなど、重い作業が中心なら、世代の新しさも見ます。

みつき

安いほうが世代が新しくて、高いほうがメモリが多い。2つ並べると「どっちが上」と言えなくなって、少し安心しました。

保証と返品を並べる|予算が同じなら、ここで店が分かれる

予算が決まっても、店の条件はそろいません。Qualitの保証は、保証ページの記載で12カ月で、修理は行わず、交換か返金です。PC WRAPは3年保証と7日以内の返品、PC nextは1年保証と15日以内の返金保証、Be-Stockは1年保証と30日以内の交換です。

店 保証 お客様都合の返品 電話の窓口
Qualit 12カ月(保証ページの記載)。修理はなく、交換か返金 できない 電話なし。メールとフォームのみ
PC WRAP ほとんどの商品に3年。期間ごとに範囲が変わる 到着予定日から7日以内 特定商取引法の表記にフリーダイヤルが載る。使い方のサポートはなし
PC next 1年。修理か代替品の提供 到着から15日以内。往復送料などはお客様負担 購入者向け。フォームで事前に受付
Be-Stock PCは1年。有料の延長は最長3年 30日以内の交換。送料はお客様負担 電話あり

日数は、店ごとに起点が違います。PC WRAPは到着予定日、Qualitの初期不良は出荷日、PC nextは到着日からです。並べると、届いてからの順番はこうなります。

  • 届いた日保証の書類と購入の記録をしまう。日数の起点は店ごとに違う
  • 7日以内PC WRAPのお気楽返品(到着予定日から)
  • 10日以内Qualitの初期不良(出荷日から)。交換か返金
  • 15日以内PC nextの返金保証(到着から)
  • 30日以内Be-Stockの交換対応。送料はお客様負担
  • 12カ月・1年Qualit・PC next・Be-Stockの保証の期間
  • 3年PC WRAPの保証の期間。期間ごとに対応が変わる

お客様都合の返品

×Qualit

○PC WRAP

△PC next

△Be-Stock

保証が2年以上

×Qualit

○PC WRAP

×PC next

△Be-Stock

△は、PC nextが往復送料などの費用つきで返金、Be-Stockが返金ではなく交換で、有料の延長保証が最長3年、という意味です。

店ごとの中身は、Qualitの中古PCは大丈夫?向く人と向かない人とPC WRAPの保証と返品の中身に詳しく書きました。6つの物差しで並べた記事は、QualitとPC WRAPの6つの物差しです。

外観ランクと在庫の中身|安い端は、Cランクと訳あり品が並ぶ

値段の「安い端」は、外観ランクの低い商品で作られています。Qualitの一覧では、訳あり品とCランクを合わせて7割強を占めます。

Qualitのノートパソコン一覧354件の外観ランク別の割合

  • 訳あり品128件(36%)
  • Cランク128件(36%)
  • Bランク68件(19%)
  • Sランク・Aランク30件(8%)

合計 354件

PC WRAPの一覧は標準品が4割強で、特選品と訳あり品がそれぞれ3割弱です。1万円台半ばを下回る価格は、すべて訳あり品です。

PC WRAPの在庫ありノートパソコンのランク別の割合

  • 標準品123件(44%)
  • 特選品80件(29%)
  • 訳あり品77件(27%)

合計 280件

訳あり品は、保証の扱いが通常の商品と別です。Qualitの訳あり品は、12カ月保証の対象外で、初期不良の対応は出荷日から10日以内です。PC WRAPの訳あり品は、保証がなく、お気楽返品の対象外です。安さを狙うなら、商品番号の1桁目やランクの表示で、訳あり品かどうかを先に見ます。リースアップパソコンとはを押さえたうえで、中古の種類そのものの評判は、リースアップパソコンの評判は?悪い面と、買って後悔しやすい人で整理しています。

PC WRAPの商品ランク比較表。新品・美麗品・特選品・標準品・訳あり品ごとに外観状態・動作状態・保証が並ぶ
PC WRAPの選び方ガイドにある商品ランク比較表。出典: https://www.pcwrap.com/content/guide

みつき

「最安」の数字の手前に、訳あり品が立っているとは思いませんでした。安い端を見るときは、まず隣の札を読む係になります。

OS・Office・電話サポート|安さの裏で、自分で用意するもの

3万円や5万円の予算では、Officeやサポートの付き方も店ごとに違います。Qualitは、S・A・B・Cランクと訳あり品にWPS Officeが付き、バリュー品には付きません。PC nextは、WPS Office 2を無料で搭載しています。PC WRAPは、Officeは基本的に付属せず、商品によってライセンスカードが同梱される形で、入れるのは自分です。Be-Stockは、Microsoft Officeが付属する商品がなく、有料のオプションで選ぶ形です。Officeの探し方は、Office付き中古パソコンで並べています。

電話の窓口も違います。QualitとPC WRAPは、使い方のサポートを行っていません。PC WRAPは、特定商取引法の表記にフリーダイヤルが載っています。PC nextは、購入後1年のあいだ購入者向けの窓口があります。

Officeが最初から入る

○Qualit

△PC WRAP

○PC next

×Be-Stock

電話の窓口がある

×Qualit

△PC WRAP

△PC next

○Be-Stock

Officeの△は、PC WRAPがライセンスカードのみで、自分で入れる形という意味です。電話の△は、PC WRAPが特定商取引法の表記にフリーダイヤルが載るだけで使い方のサポートはない形、PC nextがフォームで事前に受け付ける形という意味です。QualitとPC nextに入るのは、Microsoft OfficeでなくWPS Officeです。

届いたあとの手順は、店が違っても同じです。

  1. 1外観と動作を見る
  2. 2OSの表記を見る
  3. 3Officeを用意する
  4. 4保証の書類をしまう

ThinkPadがほしい人|Be-Stockの専門店は価格の真ん中が3万円台後半

ThinkPadをさがすなら、取り扱いの割合が店ごとにまったく違います。Be-StockのThinkPad専門店は、一覧のうち取得できた145件のうち144件がThinkPadで、ほぼ全部です。PC WRAPは、在庫のあるノートパソコン280件のうち44件。Qualitは、ノートパソコン一覧354件のうち40件。PC nextは、商品一覧71件のうち3件です。

一覧のなかでThinkPadが占める割合

Be-Stock専門店

◎ 99%

PC WRAP

○ 16%

Qualit

○ 11%

PC next

○ 4%

Be-StockのThinkPad専門店は、価格も3万円台に重なります。安い端が1万円台後半で、真ん中が3万円台後半です。保証はPCで1年、送料は店の負担で、電話の窓口もあります。

みつき

ThinkPadといえば、黒くて四角いやつ、くらいの印象しかない私でも、専門店がある、ということだけは分かりました。

条件別の選び方|返品とThinkPadの2つで、見る店が決まる

ここまでの条件を、2つの質問にまとめます。お客様都合の返品ができないと困るか、ThinkPadがほしいか。この順に答えると、最初に見る店が決まります。

お客様都合の返品ができないと、困りますか

PC WRAPは7日以内、PC nextは15日以内です。Qualitはできません。

はい

PC WRAPかPC nextから見る

いいえ

次の質問へ

ThinkPadがほしいですか

一覧のほぼ全部がThinkPadなのは、Be-Stockの専門店です。

はい

Be-StockのThinkPad専門店から見る

いいえ

Qualitか、Be-Stockの全メーカーの売り場から見る

店ごとの向き先を、カードにします。

お客様都合の返品はできない前提で、安さを取る人なら

Qualit

S〜Cランクで2万円弱から全国送料無料

お客様都合の返品はできず、保証は12カ月です。外観はCランクまで許せる人に向きます。ランクごとの外観の説明文を読んで、許せる線を決めます。

公式サイトを見る

返品できる安心と、長い保証がほしい人なら

PC WRAP

3年保証7日以内の返品

使い方の相談は店に任せられないため、設定を自分でできる人に向きます。訳あり品は保証がないので、商品番号の1桁目を見て外します。

公式サイトを見る

5万円前後で、1年保証と返金保証がほしい人なら

PC next

保証1年15日の返金保証

一覧は5万円弱から始まります。お客様都合で返金を受けるときは、往復送料などが自己負担になります。購入後は、購入者向けの窓口が使えます。

公式サイトを見る

電話の窓口と1年保証がほしい人なら

Be-Stock(全メーカー)

PCの保証は1年電話の窓口あり

保証は店の送料負担です。交換対応は全商品30日以内で、送料はお客様負担です。Officeは付かないので、必要なら有料のオプションで選びます。

公式サイトを見る

3万円台でThinkPadがほしい人なら

ThinkPad専門店 Be-Stock

一覧のほぼ全部がThinkPad真ん中が3万円台後半

安い端は1万円台後半からで、保証と電話の窓口は全メーカーの売り場と共通です。OSの表記は、機種ごとに見ます。

公式サイトを見る

まとめ

結論

3万円と5万円の差は世代とメモリに出る。店は保証と返品で選ぶ

3万円前後は第8〜11世代のCore i5にメモリ8GB、5万円前後は第10〜11世代やメモリ16GBの例が並びます。同じ予算でも、保証は12カ月から3年、お客様都合の返品は可と不可に分かれるので、価格の次に店の条件を並べます。

一覧を開いたら、順に見る項目を並べておきます。

一覧を開いたら、順に見る項目

  • OSの表記がWindows 11か、Windows 10か
  • メモリとSSDの数字(目安はメモリ8GB、SSD256GB)
  • 外観ランクの説明文と、訳あり品かどうか
  • お客様都合の返品の可否と、日数の起点
  • Officeが付くか、電話の窓口があるか

今日もモノサシを片手に、良い比較を。

— モノサシ屋みつき

モノサシ屋 みつき

中古パソコンとガジェットの案内役です。保証・返品・電話のあるなしなど、公式の条件を並べて、何で比べるかを決めます。

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