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「無料で使えるVPN」って、検索したこと、ありませんか。私はあります。たしか、VPNって、外のWi-Fiにつなぐときに入れておくと安心になるやつ、でしたよね。有料のはお金がかかるらしいけど、無料のがこんなにたくさん出てくるなら、それでよくない?と思っちゃうんです。でも、なんでタダで使えるのか、お金を出してるのは誰なのか、私にはさっぱりわかりません。押していいのか、入れて大丈夫なのかで、毎回手が止まります。まあ、タダの中身がどうなってるのか、ちょっとのぞかせてください。
有料にするなら何を見て選ぶのかは、VPNの返金保証を比べた記事とVPN比較の記事に書きました。
結論|提供元・通信記録・広告が読める無料VPNだけ使う。迷うなら返金保証つきの有料
結論です。無料のVPNは、「提供元」「通信記録の扱い」「広告」の3つが読めるものだけなら使ってよく、どれかが読めないなら入れません。迷うなら、返金保証つきの有料VPNを1つ選びます。この記事でおすすめするのはNordVPNです。新規サブスクリプションには30日間の返金保証が適用されます(出典: NordVPN公式サポート)。

無料にも、使ってよいものがあります。Proton VPNのように、無料プランの中身(データ量・広告・利用記録)を公式ページに書いている提供元もあります(出典: Proton VPN公式)。この記事の3つの確認は、そういう書いてある無料と、書いていない無料を分けるための物差しです。
読めるなら、条件つきで使う
提供元・通信記録の扱い・広告が書いてあるなら、個人情報を入れない短い用途に限って使います。
読めないなら、入れない
3つのうち1つでも見つからなければ、そこで止めます。
迷うなら、返金保証つきの有料
新規の契約に30日間の返金保証があるNordVPNのように、返金の条件が読める有料を選びます。
確認する3つ
提供元(運営会社と連絡先)、通信記録の扱い、広告の有無。この3つが、提供元のサイトで読めるかを見ます。
(このリンクには広告を含みます)
みつき
無料か有料かより先に、「誰がやっているか読めるか」を見るようにしています。
以下、無料の仕組みから、見比べる軸、iPhoneのアプリストアの条件、使ってよい場面、入れる前の確認、入れてしまったときの見直し、返金保証つきの選び方の順に書きます。
無料VPNはなぜ無料でできるのか
VPNは、利用者の通信をサーバーで受け渡す仕組みです。総務省の用語集は、VPNを、暗号化やトラフィック制御の技術で、あたかも専用線でつないだような状況を実現する技術と説明しています(出典: 総務省 国民のための情報セキュリティサイト 用語集)。この仕組みを動かすサーバーは、動かしているだけで費用がかかります。
そうすると、無料で使える場合は、費用を誰かが払っていることになります。その出どころが提供元のサイトに書いてあるかを、見ます。
VPNのサーバーは、動かすだけで費用がかかる
通信を受け渡す機器を、提供元が用意して動かしています。
無料で使えるなら、費用は誰かが払っている
利用者が払わない分の出どころを探します。
提供元が出どころを説明している。読んで判断できる
説明がない。判断の材料がないので入れない
だから、提供元が書いている情報を見る
次の節の5つの軸が、その見方です。
費用は誰かが払っている
無料でも、サーバーを動かす費用はかかっています。
出どころを見る
その費用の出どころが、提供元のサイトに書いてあるかを見ます。
書いていなければ入れない
出どころが読めないなら、判断の材料がないので入れません。
出どころは、アプリの画面を見ただけではわかりません。だから、次の節の5つの軸のように、提供元が自分で書いている情報を探す作業が要ります。

無料VPNは危険?見比べる5つの軸
「無料 VPN 危険」と検索したくなるときは、この5つの軸で見ます。軸ごとに、提供元が何を書いているかを見ます。

1つ目は運営元です。運営会社の名前、連絡先、所在地が書かれているかを見ます。誰が運営しているのか読めないものは、通信を預ける相手として選べません。
2つ目は通信記録の扱いです。いつどこへアクセスしたかという記録を保存するのか、しないのかを見ます。無料でも書いている例として、Proton VPNの公式ページは、自社の無料プランを「データ量の制限なし・広告なし・ユーザーの利用記録なし」と表記しています(出典: 同上)。書いてある、という点がポイントです。
3つ目は速度と容量です。速度の制限、データ量の上限、使えるサーバーの数が決まっているかを見ます。制限の有無は提供元ごとに違い、表記も違います。
4つ目は広告です。アプリの画面に広告が出るか、第三者の計測が入っているかを見ます。広告が出るか、計測が入っているかは、提供元ごとに違います。
5つ目は規約とルールです。利用規約やプライバシーポリシーに、集めたデータの扱いが書かれているか、動画配信などほかのサービスの規約に触れないかを見ます。
運営元
運営会社の名前・連絡先・所在地が書いてあるか。
通信記録の扱い
いつどこへアクセスしたかの記録を、保存するのか、しないのか。
速度と容量
速度の制限、データ量の上限、使えるサーバーの数。
広告
アプリの画面に広告が出るか、第三者の計測が入っているか。
規約とルール
集めたデータの扱いと、動画配信などほかのサービスの規約。
どの軸でも、見つからないときの扱いは同じです。入れません。私も、会社名が見つからなくて、入れるのをやめたアプリがあります。
入れない基準
どの軸でも、書いていない・見つからないなら入れません。
みつき
「無料 VPN 危険」で検索する前に、この5つを見るだけでもだいぶ違ってきます。
iPhoneのアプリストアがVPNアプリに求めていること
iPhoneのApp Storeは、VPNアプリに特別な条件を付けています。Appleの審査ガイドラインには、VPNサービスを提供するアプリについて次の内容が書かれています(出典: Apple App Store審査ガイドライン)。
- NEVPNManager APIを使うこと。組織として登録しているデベロッパだけが提供できること
- ユーザーがサービスを購入・使用する操作の前に、収集するユーザーデータとその用途を、アプリの画面上で示すこと
- 目的を問わず、いかなるデータもサードパーティに販売・共有・開示しないこと。その旨をプライバシーポリシーに書くこと
- 1
提供元の登録を見る
ストアに出ている、提供元の名前を見ます。
- 2
購入前の画面を見る
購入や使用の操作の前に、収集するデータとその用途が画面に出ているかを見ます。
- 3
プライバシーポリシーを読む
データを第三者に販売・共有・開示しない、と書いてあるかを見ます。
この条件は、入れる前の確認の材料になります。
Aガイドラインが求めていること
- 組織として登録しているデベロッパだけが提供できる
- 購入・使用の前に、収集するデータと用途を画面で示す
- データを第三者に販売・共有・開示しないと、ポリシーに書く
ここは、ガイドラインが書いている部分です。
B自分で読むこと
- 通信記録を、どう扱うか
- 速度や容量の制限
- 広告の有無
ここは、提供元の説明を読んで判断します。
通信記録・速度・広告は提供元の説明で読み、Androidの場合も、ストアの画面に出ている提供元の名前とプライバシーポリシーのリンクを、同じ順番で見ます。

みつき
提供元の名前とプライバシーポリシーは、入れる前に画面で読めます。
無料VPNを使ってよい場面・やめておく場面
無料のVPNを使ってよいのは、条件がそろう場面だけです。提供元と記録の扱いが読める無料プランで、個人情報を入力しない短時間の調べものなら、使ってよい場面に入ります。天気や地図を見る、など、ログインも支払いも要らない用途です。
IF天気や地図など、個人情報を入れない短い調べもの
→
THEN提供元と記録の扱いが読める無料プランなら、使ってよい
IFログイン・支払い・仕事のデータのやり取り
→
THEN提供元が読めないVPNは通さない
IF動画配信サービスを見る
→
THENVPNを入れる目的にしない
やめておく場面は、はっきりしています。IDとパスワードでログインする操作、クレジットカードを使う支払い、仕事のデータをやり取りする場面です。漏れたときの被害が大きい情報を、提供元が読めないVPNには渡しません。
動画配信サービスも、やめておく場面です。Netflixのヘルプには、VPNやプロキシを使っているように見えるとエラーが出るので、オフにして再度試すように案内が出る、と書かれています。VPNを使うと、デバイスやネットワークが実際とは違う場所から接続しているように見えることがあり、それがエラーの原因になりうる、とも説明されています(出典: Netflixヘルプセンター)。動画を見る目的でVPNを入れる使い方は、この記事ではすすめません。

みつき
「ちょっと調べるだけ」のつもりで、ついログイン画面を開いてしまうことがあるので、そこだけ気をつけています。
VPNがそもそも何に使えて何に使えないかは、場面ごとに答える、VPNの使い方|何に使えて何に使えない?が入口になります。
無料VPNを入れる前の確認手順
入れる前の確認は、4つの順番です。運営会社、通信記録の扱い、広告、自分の用途の順に見て、途中で「書いていない」に当たったら、そこで止めます。
1. 運営会社の名前と連絡先が、サイトに書いてある?
会社名が見つからなければ、ここで終わりです。
次の2へ
入れません
2. 通信記録の扱いが、プライバシーポリシーに書いてある?
記録を保存するのか、しないのかが読めるかを見ます。
次の3へ
入れません
3. 広告が出るか出ないかが、書いてある?
無料プランの説明に、広告の有無が読めるかを見ます。
次の4へ
入れません
4. 使う用途は、ログイン・支払い・動画のどれでもない?
個人情報を入れない短い調べものかを見ます。
条件つきで使ってよい
無料のVPNは通しません
4つ目の自分の用途は、ログイン、支払い、動画のどれかなら、無料のVPNは通さない、という意味です。
途中で止める
「書いていない」が1つでも出たら、続きは見ずに止めます。

iPhoneなら、2つ目の確認に、Appleの条件が使えます。購入や使用の操作の前に、データの説明が画面に出ているか。プライバシーポリシーに、第三者へ売らないと書いてあるか。ここが読めないアプリは、入れません。
すでに無料VPNを入れてしまったときの見直し
もう入れてしまった場合は、次の順番で片づけます。
- 1
アプリを削除する
ホーム画面か設定画面から選んで、端末から消します。
- 2
パスワードを見直す
そのVPNをオンにしたままログインや支払いをしたなら、長く複雑にして、使い回しをやめます。多要素認証も使います。
- 3
気になるなら切り離す
端末の動きがおかしいときは、ネットワークから切り離して様子を見ます。
最初は、そのアプリを削除します。ホーム画面か設定画面から選んで、端末から消します。
次に、そのVPNをオンにしたままログインや支払いをしたなら、パスワードを見直します。総務省は、初心者向けの三原則の1つに「強固なパスワードの設定と多要素認証を活用しよう」を挙げています(出典: 総務省 国民のための情報セキュリティサイト)。IPAは、パスワードを「できるだけ長く」「複雑で」「使い回さない」ものにすることを推奨しています(出典: IPA アカウントの不正ログイン対策)。
同じパスワードを使っていないか
IPAが「使い回さない」ことを推奨しているとおり、同じパスワードを使っているサービスは、まとめて見直します。
端末の動きがおかしいなど、それでも気になるときは、ネットワークから切り離します。総務省は、マルウェアに感染した場合の対応として、パソコンのLANケーブルを抜く、無線LANのスイッチを切るなどの方法で、ネットワークから切り離すことを挙げています(出典: 総務省 職場のセキュリティ解説)。スマホでは、Wi-Fiとモバイル通信をいったん切って様子を見ています(私のやり方)。三原則の3つ目にも「不用意に開かない・インストールしない」があります。次から入れるときは、前の節の4つの順番に戻ります。

みつき
慌てて何個も設定を触ると、かえってわからなくなります。1つずつ順番に片づけるのがおすすめです。
画面に「ウイルスに感染しました」と出て焦ったときの閉じ方と相談先は、電話せず、閉じて、困ったら相談する手順にあります。
無料の代わりに返金保証つきの有料VPNを選ぶ
提供元が読めない無料は入れたくない、けれどお金を先に払うのも不安。そういうときは、新規の契約に返金保証が付いている有料VPNが、選択肢になります。3つの公式ページで、返金保証の書き方を見比べました。
- NordVPN: 「新規サブスクリプションには、30日間の返金保証が適用されます」。この保証は、初回のサブスクリプション購入にのみ適用されます(出典: NordVPN公式サポート)。
- ExpressVPN: 日本語の料金ページで、各プランに「新規ユーザーが対象の30日間返金保証」と表示されています(出典: ExpressVPN公式)。
- MillenVPN: サブスクプランは「30日間返金保証対象」と表示されています(出典: MillenVPN公式)。
- 契約した日新規サブスクリプションに、30日間の返金保証が適用される
- 30日間返金保証の期間。この間に使い心地を試す
NordVPN公式サポートの記載にもとづく流れです。
この記事で1本すすめるなら、NordVPNです。理由は、返金の条件(新規サブスクリプションに30日間、対象は初回のサブスクリプション購入)が、公式サポートのページに書かれていて、契約する前に読めるからです。だから、契約したら、30日の間に使い心地を確かめます。

返金保証つきの有料
NordVPN
30日間返金保証
新規サブスクリプションが対象の、30日間の返金保証です。
返金保証つきの有料
ExpressVPN
30日間返金保証
日本語の料金ページで、各プランに新規ユーザー対象の30日間返金保証が表示されています。
返金保証つきの有料
MillenVPN
サブスクは30日返金
サブスクプランが、30日間返金保証の対象と表示されています。
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返金の申請の手順や、3社の返金条件の違いを詳しく比べた記事は「VPN返金保証を比較|初めての契約で確認したい3つの評価軸」にまとめています。プランの選び方や、更新後の価格の見方は「NordVPNのプランの選び方」で扱っています。
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注意点|返金の条件と、運営会社の名前・連絡先を契約前に見る
無料でも有料でも、VPNを使うときに押さえておくことが2つあります。
1つ目は、返金の条件です。契約する前に、公式サポートのページで読みます。返金を使うなら、契約してすぐの30日の間に動くことになります。
2つ目は、有料でも、運営会社の名前と連絡先が読めるかは契約前に見ることです。
- 1返金条件を契約前に読む
- 2運営会社名と連絡先を契約前に見る

みつき
返金保証のページを読むついでに、その会社のことも少しだけ調べてみると、案外おもしろいです。
まとめて比較(無料と有料)
無料の2つのパターンと、返金保証つきの有料3社を、それぞれ1枚にまとめました。
| 確認する軸 | 提供元が読めない無料アプリ | 提供元が説明している無料プラン(例: Proton VPN) |
|---|---|---|
| 運営元 | 会社名・連絡先が見つからない。入れない | 提供元のサイトで会社名と連絡先を読めるものだけ選ぶ |
| 通信記録の扱い | 書いていない。入れない | 公式が「ユーザーの利用記録なし」と表記 |
| 速度と容量 | 書いていない。入れない | 公式が「データ量の制限なし」と表記(ページの題名は「速度制限なし」) |
| 広告 | 書いていない。入れない | 公式が「広告なし」と表記 |
| 動画配信 | VPNの目的にしない | VPNの目的にしない |
| サービス | 返金保証 | 同時接続 |
|---|---|---|
| NordVPN | 新規サブスクリプションに30日間。初回購入のみが対象で、更新後は対象外 | 10台 |
| ExpressVPN | 新規ユーザーが対象の30日間 | ベーシック10台、アドバンス12台、Express Pro 14台 |
| MillenVPN | サブスクプランが30日間 | デバイス数無制限 |
IF個人情報を入れない、短い調べものだけ
→
THEN3つの確認を済ませた無料プランを使う
IFログイン・支払い・仕事でも使いたい、または迷う
→
THEN返金保証つきの有料を選ぶ(この記事のおすすめはNordVPN)
IF有料を何社か並べて見比べたい
→
THENVPN比較の記事で評価軸を確かめる
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まとめ
無料のVPNは、提供元・通信記録の扱い・広告の3つが読めるなら使ってよく、読めないなら入れません。迷うなら、返金保証つきの有料VPNを選びます。
提供元・通信記録の扱い・広告が読めれば、無料も使える。読めなければ入れない
迷うなら、新規の契約に30日間の返金保証があるNordVPNを選びます。
有料を何社か並べて比べたいときは「VPN比較|後悔しないための4つの評価軸で自分に合う1本を選ぶ」、返金の条件を見比べたいときは「VPN返金保証を比較|初めての契約で確認したい3つの評価軸」、プランと更新後の価格は「NordVPNのプランの選び方」が参考になります。
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今日もモノサシを片手に、良い比較を。
— モノサシ屋みつき
